「てぬぐい」を愛する人たちのリアルな声。てぬぐいとの出会いから使い方まで、その魅力をお届けします。
今回ゲストに迎えたのは、2023年から3年連続でM-1グランプリファイナリストに名を連ね、テレビやラジオで大活躍のお笑いコンビ「ヤーレンズ」の出井 隼之介(でい・じゅんのすけ)さん。てぬぐいを愛用する人のことを“手ぬぐいし者たち”という独自の呼び名を命名するほどの愛好家である出井さんにインタビュー。
漫才師 ヤ―レンズ:出井 準之介さん
てぬぐいとの出会いを教えてください。
最初に買ったのは、7〜8年前くらい。大宮でライブに出た時に、暇でぶらぶらしていたら、てぬぐいを見つけて「おっ!」と思って買いました。それまで買ったことはなかったけど「もしかして、てぬぐいっていいかも」と思ったのがきっかけです。もともと汗かきなので、ハンカチだと物足りないし、タオルだとポケットに入れるには大きい。その点、てぬぐいはサイズ的にちょうどいいなと思いました。でも、思い返すと小さい頃に剣道をしていたので、そこが出会いだったかも。
手持ちのバッグにぎっしり詰め込んで持参してくれた出井’s てぬぐいコレクション
かまわぬとはどこで出会いましたか?
どこかで、てぬぐいを2枚くらい買ったあとですね。正直、かまわぬを避けて買うのは無理でした(笑)。気づけば自然と手に取っていたという感覚です。一気にかまわぬを意識するようになったのは、『グラップラー刃牙』のイベントに行ったとき。烈海王のセリフ「(私は)一向にかまわんッッ‼」を使ったコラボてぬぐいを見て「コラボの正解、これじゃん!!」と思ったのがきっかけでした。
沼にはまるきっかけとなった 「一向にかまわんッッ」てぬぐい ©板垣恵介(秋田書店)1992 ※現在は販売していません
てぬぐいをどのように使っていますか?
職業柄メイクをするので、着替えのときはフェイスカバー代わりに使ってます。単独ライブだとめっちゃネタが長くなって汗をかくので、てぬぐいは必須。M-1グランプリのときは、神在月(10月)に出雲へ行ったときに出会ったてぬぐいをゲン担ぎで持っていきました。
言わずもがな、手拭きにとして てぬぐい:猫三昧
衣服の汚れ防止にフェイスカバーとして使う
手首に巻き付けてリストバンドに てぬぐい:鶴まる梅
出井さんにとって、てぬぐいが持つ魅力とは?
用途はシンプルな道具なのに、デザイン性が高いところです。限られたサイズの中に、さまざまな表現や意味が詰まっていて、それを持ち運べるのがいい。昔から変わらず残っているものには、ちゃんと理由があって理にかなっていると感じます。それに、ご当地てぬぐいも魅力のひとつ。地方ライブのときにその土地のものを使うだけで話題になるし、演出のネタにもなりますね。
ここ一番の賞レースにも持参した、神在月の時に出雲で手に入れた「稲佐の浜」てぬぐい ※現在は販売していません
てぬぐいにまつわる想い出やエピソードを教えてください。
昔は自転車が趣味で、腕に巻いてリストバンド代わりに使っていました。首にかけて走ることもあったのですが、パァンと飛んでいっちゃったこともあって(笑)。自転車乗りでてぬぐいを使う人なら、一度は経験しますよね。移動手段としても自転車に乗っていましたが、今はありがたいことにタクシーに乗る機会が増えました!それから、2024年の単独ライブではオリジナルてぬぐいも制作しました。知り合いのデザイナー onsaさんにお願いして、衣装に合わせて色展開は赤と青にしました。ネタで「かまわない」系の名言が出たら、また作りたいですね。
単独ライブのてぬぐい。シンプルで使いやすいデザイン ※現在は販売していません
出井さんにとって、てぬぐいはどのような存在ですか?
手元にないと不安になる“第二の相方”のような存在です。いつかのM-1グランプリのときにうっかり忘れちゃって…いまは必ず鞄に予備のてぬぐいを入れています。
てぬぐいの畳み方は統一していて、玄関先にも置いている
Profile
ヤ―レンズ 出井 隼之介 YARLENS JUNNOSUKE DEI
職業:漫才師 ツッコミ担当 ケイダッシュステージ所属
相方の楢原 真樹(ならはら まさき)さんと共に、1秒たりとも目を離せない矢継ぎ早のボケとツッコミで独自のリズムを生み出し、確かな存在感を示す実力派漫才師として人気を集めている。 趣味は格闘技観戦、コーヒー、美容など多岐にわたる。
公式サイト
ヤ―レンズの最新情報はこちら ☞ https://www.kdashstage.jp/profile/archives/4
出井さん 公式Instagram ☞ https://www.instagram.com/dei_junnosuke
楢原さん 公式Instagram ☞ https://www.instagram.com/narahara_j
あとがき
取材当日、大きなバッグを手に現れた出井さん。おしゃれだから、きっと持ち物にもこだわりがあって色々と持ち歩かれているのだろうな、と思っていたのですがその中身のほとんどは、この日のために持ってきてくださった手ぬぐい。同じサイズにきれいにたたまれた、いい香りのする使い込まれた手ぬぐいの数々を見て、出井さんの几帳面な一面が垣間見えました。
皆様もぜひ、出井さんの使い方を参考にして「手ぬぐいし者たち」になってみませんか?
出井さんに当日お持ちいただいたコレクションのてぬぐいリストはこちから。気になる方はぜひチェックを。
Photo: Hiromi Kurokawa
次回のコラム更新は、5月5日を予定しております。


