かまわぬ手帖 vol.9 |冬の贈りもの

かまわぬ手帖 vol.9 |冬の贈りもの

 

今回は、冬の贈り物について。
年の瀬になると、年末年始のご挨拶やお歳暮、クリスマスプレゼントなど贈り物をする機会が増えてきます。当たり前のように贈っている年末のギフトですが、どういったところから始まったのでしょうか。

 

<お歳暮とは>
 
お歳暮とは、年(歳)の暮れのこと。年末に一年間お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈り物をする習慣です。もともとは、暮れから正月にかけて行う、家々の先祖の霊を祭る行事から生まれた習わしで、供物を親類や近所の方に配ったことが元とされています。

日本でのお歳暮の始まりは古く、室町時代からとも。その後江戸時代には全国に広まり、明治の頃には今のようなお歳暮の形式になりました。

お中元が半年間の感謝をあらわすのに対して、お歳暮は一年の最後のご挨拶という意味合いがあります。お歳暮の時期は、12月10日以降~12/20前後となっていますが、年々早まる傾向にあるようです。

 

<お年賀とは>
 
『今年もどうぞよろしくお願いいたします』と、これから先もお世話になりますとの気持ちを込めて、年の初めに挨拶として贈るものです。
お正月には「歳神様」をお迎えするため門松を飾ったり鏡餅を供えたりしますが、歳神様へのお供え物の「お年賀」や「お年玉」を持参する習わしから、年始のご挨拶まわりに、お年賀を持っていくようになりました。

お年賀は「三が日」の年始挨拶を指しますが、「松の内」(1月1日~1月7日頃)に贈ればよいとされています。また1月15日頃までが「松の内」のところもあり、地域によって違いがあります。

 

<てぬぐい縁起市>
 
手ぬぐいに描かれたモチーフや文様には、様々な縁起の意味が込められているのをご存知でしょうか。古来より「健康長寿」や「子孫繁栄」など、身近な自然の植物や生き物に願いを込めて、縁起物として大切にしてきました。
縁起柄の手ぬぐいは、お守り代わりに持ち歩いたり、年末年始のご挨拶や合格祈願、慶事などの贈り物としてもおすすめです。


かまわぬでは、一味ちがった「クリスマス」をご用意しています。
クリスマスモチーフの手ぬぐいは、心が浮き立つような楽しいデザインが盛りだくさん!かまわぬ直営店では、お好みの商品を詰め合わせたギフトセットをお作りいたします。お持ち込みのワインやシャンパンを、てぬぐい・風呂敷でお包みする「ボトルラッピング」も承りますのでご相談ください。

大切な方やお世話になっている方へ、気持ちの伝わる贈り物をしませんか。 かまわぬにてお手伝いいたします。

今年も残すところわずかですね。
次回、更新予定は2023年1月5日。
皆さま、よいお年をお迎えください。